2013/12/31 インフルエンザ予防について @名古屋 内科
2013年12月31日
時は年末、大晦日です。当院も年末年始休業中です。
いかがお過ごしでしょうか。
今年は、インフルエンザの流行がやや遅い感がありますが、このほど12月26日に、愛知県がインフルエンザ流行期に入ったと報じられました。
ワクチンを接種された方も、実際に感染しないための予防が必要です。
さて、本文中にも述べてあることですが、インフルエンザの実践的な予防法は?
昔から、うがい、手洗い、マスク、の3つが有効と伝えられていますが、うがいは、だれでも外出から帰った直後に行いますよね。
しかし実際のところ、「外出後のうがいは効果なし」と考えるべきです。
うがいでウイルスを洗い流すのは、とても困難なことで、本文中に述べた通りです。
これは私が常々思ってきたことですが、実際、厚生労働省のホームページ中の、インフルエンザQ&Aを見てみますと、
インフルエンザの予防に関する記述の中で、「うがい」という言葉は一切ありません。
下のリンクの、Q9ををご参照ください
www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
うがいの文言は、2013年の初頭に削除された、とのことです。
私も同感で、うがいの効能は、正確に言えば「外出前にうがいしておいて、さらにマスクもして外出すれば、喉の潤いを保つことができるので、外出前のうがいは、有効かも知れない」といったところでしょう。
また最近話題になっているのが、ある種のヨーグルトに含まれる乳酸菌が、NK活性を増感し、インフルエンザワクチンの効果を高めるとか、これ単独でもインフルエンザも含めて一般かぜ罹患に対する予防効果がある、といったものがありますね。
このヨーグルトは、店頭にはほとんど売り切れ状態となっています。
しかし、順天堂大、免疫学講座の竹田和由教授によれば、理論的には、納豆やきのこ類でも、同様の効果が期待できるとの事です。
いろいろな情報がありますが、正しい行動が良い結果を生む、と信じて、実際ヨーグルトや納豆やきのこ類には、他の意味でも健康に好影響がありますので、試してみる価値あり、と思います。
来年は午年、皆様にとりましても、飛躍の一年となりますように。
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