2012/02/19 ローカーボ食が適する人は @名古屋 内科
2012年02月19日
2月も後半、バレンタインデーが過ぎましたね。
最近の話題はいくつかありますが、医学的にも関心のあるものといえば、天皇陛下のご入院と手術でしょうか。
まずは無事のご退院を、願うばかりです。
このところ、医院では、香港型インフルエンザがまだまだ多くみられます。
しかし、中には胃腸かぜと思われる患者さん、またまれにはマイコプラズマ感染ではないかと思われる咳の強い患者さんも、見受けられます。
さて、以前、途中までになっていた、ローカーボ食の適する患者さん、あるいは適しない患者さんについて、少し書きたいと思います。
糖尿病に食事療法が大切なことは言うまでもありませんが、難しいのは、無理なく続けられるかどうかです。
例えば、あなたの病気にはこの薬を1つのめばよいですよ、と言われたとしても、どうしても薬はのみたくない、という方がいらっしゃいます。
逆に、薬さえのめば安心、とでもいうべきか、薬が増えることをまったく意に介さない方も、まれにいらっしゃいます。
食事療法について言えば、好きなものをいっさいやめて、嫌いなものを食べなさい、と言われたら、所詮、いつまでも続きません。
ローカーボ食は、何通りかのバリエーションがありますが、当院で主に施行しているローカーボ食は、夕食の糖質摂取を禁ずるものです。
代わりに、酒は適量を大きく逸脱しなければ、許可しております。
これをすんなり受け入れられる患者さんは、問題ありません。
しかし、白米を食べないなんて、そんなのは食事とは言えない、ぜったい無理、と感じる方がいらっしゃるのも、事実です。
そんな患者さんには、何回かにわけて、その必要性を説明します。
それでも受け入れられない場合は、仕方ありません。
患者さんの楽しみを奪ってしまっては、うまくいかないのは明らかですので。
つまりは、食事療法をとるか、薬をとるか、ということかも知れません。
少なくとも、患者さんと十分に話し合ったうえで選んでいただいた治療は、きっとうまくいくものだ、と思います。
続きは、またの機会に。
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