2012/05/05 GI値の低い玄米のおいしい食事 @千種区 内科
2012年05月06日
ゴールデンウイークはいかがお過ごしですか。名古屋の天候は、良好な方でした。
暑い日中には、冷たいものが欲しくなるほどの陽気ですね。
さて、前回は玄米の長所を述べました。今回もその続きです。
玄米のおいしい定食を食べさせてくれるところをご紹介します。
旬楽膳といいまして、名古屋市内では名東区にあります。
健康を志向して自然食品を好まれる方にはぴったりです。
スーパー風のショップと、その隣にRAKUZENというレストランがあります。
レストランではモーニングや昼食もあるそうですが、ここで私は夕食をいただきました。
何種類かの定食が用意されていました。
まずは前菜のサラダはバイキング風にセルフサービスでいただきます。
主食は玄米、あるいは五穀米ごはんを選べるようになっており、私は玄米ごはんを食べてみましたが、量は茶碗に小盛りでした。
おかずはせいろ蒸しで、なにしろ野菜いっぱいの健康食です。
さらにお好みでデザートも、セルフサービスでいただけます。
食べてみて感じることは、食物繊維をなるべく野菜で摂ろう、という発想。
さらに玄米ごはんのおいしいこと。ここからも食物繊維が摂れます。
じゅうぶん腹いっぱいにいただいて、お値段は1500円ほど。お値打ちです。
このような食事ならば、低GI食ですので低インスリン状態を保つことができ、健康人が糖尿病になっていくのを予防できるだろう、と感じます。
これの真反対の食事が、白米大盛り、野菜なしの食事で、血糖の急激な上昇を考えると、恐ろしい食事です。
とにかく繰り返し強調したいのは、現代人は糖質摂取過剰が多い。
しかもGI値の高い白米、白パンが主食であるのは、よくないのです。
脂質摂取過剰の人がいるとしても、少なくともそれが糖尿病発症の主たる原因ではない。
それよりも、糖質の摂り方に問題があるからです。
ただし、上に述べたような玄米食は、糖尿病の予防の段階には有効ですが、糖尿病の方、とくに中性脂肪値が高い方は、低GI食では不十分です。
しっかり糖質制限(限りなくゼロに)する必要があり、糖尿病の程度によって、夕食のみ制限するか、朝食も制限するかを決める必要があります。
低GI食よりも、糖質制限が勝るわけです。
あと一つ、つけくわえておきたいと思います。
食物繊維は多いほうがよいが、糖質は少ないほうがよい、というのが真実です。
そのため、これからは低炭水化物療法、と呼ぶのは避けて、糖質制限食、と呼ぼうと考えています。これも前回のブログから読んでおられる方なら、容易に理解していただけると思います。
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