2014/04/06 大食い早食いは若さの特権?その2 @名古屋 内科

2014/04/06 大食い早食いは若さの特権?その2 @名古屋 内科

2014年04月07日

何かと忙しく、かなり日が経過してしまいました。
この間に、世間では、思いがけないショックなこともおこりました。
こんな時は、静観するよりない気がします。
ソチオリンピックが終わったのは、平成26年2月23日のことになりますが、期待通りのメダルを見事に獲得した選手や、また、メダル以上の感動をもたらしてくれた選手など。
真剣勝負の中には、たくさんの物語があるものです。

個人的には、男子スキージャンプの葛西選手が、やはり印象に残りました。
両手を広げて飛ぶ姿を、オリンピック開催前のインタビューではご本人自身が「モモンガみたいなスタイル」と言って笑っておられましたが、本番では、「レジェンドスタイルと呼んで欲しい。そう呼ばれるようになりたい」と、強く語っておられました。
レジェンドスタイル、って言葉が格好いいネーミングで、印象に残ったわけです。

我々が取り組んでいる、緩やか糖質制限食は、これだけ実践例が増えてきても、実行したことによる利点が多く、逆にはっきりした問題点は見出されていません。
これがレジェンドスタイルと呼ばれる日が来れば、素晴らしいと思います。

前回ブログの続きです。
たまたまカレーのチェーン店の話題を取り上げましたが、カレーだけを問題視しているのではありません。
ファーストフードの問題点は、過去に書いたことにもつながります。
①主食が白米である(GI値が高い)。
②比較的安いので、つい大盛りを注文してしまう。
③一人で行くことが多いので、黙々と早食いする。
この3要因が重なって、血糖値の急上昇をきたすわけです。

インスリンの追加分泌が十分な、若いうちはよいとしても、それが十分でなくなり、遅延分泌パターンになった状態でこんな食事をすると、食後血糖値が上昇した後、十分に降下してこない。
前回登場した、800gを平らげた方は、おそらく、空腹感を感じることなく、次の食事を始めているはずです。
当然、体重も増えていって、インスリン抵抗性は、さらに増してゆく。
こんなストーリーで、2型糖尿病は発症するものと考えられます。

では、穏やか糖質制限食が現代人に合うのは、どんな理由であるか?
これは次回。

愛知県名古屋市千種区にある内科で食事療法による高血圧や糖尿病治療なら
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