2023年5月8日　コロナウイルス騒動の3年間で何を学んだか

2023年05月08日

院長　村元秀行

いよいよ本日からCOVID-19が5類感染症扱いに変わり、長いトンネルを抜けました。皆様はどんな心境でしょうか。ウイルスが十分に弱毒化したことは既に周知されており、個人的にはもっと早く5類移行でよかったと考えている方です。

街を歩きますと、まだマスクを装着している人の割合が多く見受けられます。皆、何となくクセで装着されているのではないか、と感じています。しかし夏までには次第にマスクなしの人の割合が増えてくるでしょう。

この3年間の騒動で、皆様は何を学ばれましたか。私は、自分で行った流行状況の予測が外れたり、実はこの3年間に考えたことは誤りも多かったのです。その度に学び、誤りを訂正しながら今日に至っています。そして次のような教訓を得ました。

①情報はなるべくたくさんのソースから仕入れる。その上で自分で納得いくまで考える。

②権威ある人の意見であっても間違いはあり得るので、鵜呑みにしない。

③未知の感染症であるからといって、決して恐れすぎない。慌てない。ウイルスの感染力と毒性は反比例の関係にあることを忘れない。

それぞれについて細かく述べるにはスペースが足りませんが、例えば②については、医師でなくても、かえって医師より鋭い考察をされる方がSNS上には多くみられました。

大切なのは今後の事です。この感染症については、世界中でワクチンはもう不要とされておりますし、当院でのmRNAワクチン接種はとっくに終了しました。

コロナを恐れないという意味でwithコロナ、という言葉がありますが、それだといつでもすぐそばにウイルスがいるような印象を受けませんか？そこで、十分に学んで先へ進む、という意味をこめて「卒コロナ」という言葉を考えてみたのですが、どうでしょうか。

また今後、あらたな感染症が発生したとしても、③の教訓を思い出して臨みたいと考える次第です。

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